健康コラム
保健師コラム
vol.33 健康経営優良法人の取得をめざす ~認定制度の基本知識編~
最近、取引先企業の名刺に「健康経営優良法人」のロゴマークがついているのを見る機会が増えていませんか?制度が始まった2016年度から、認定法人は増加してきています。
今回のコラムでは、この「健康経営優良法人」の認定制度について、取得することのメリットや取得方法等についてご紹介いたします。
「健康経営優良法人」認定制度とは
健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議※が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。
健康経営に取り組む優良な法人を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから「従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる法人」として社会的に評価を受けることができる環境を整備することを目標としています。
この「健康経営優良法人」には、規模の大きい企業や医療法人等を対象とした「大規模法人部門」と、中小規模の企業や医療法人等を対象とした「中小規模法人部門」の2つの部門があります。
※経済界・医療関係団体・自治体・保険者団体のリーダー及び有識者で構成される民間主導の活動体
認定制度の部門と種類
<大規模法人部門>・・・規模の大きい企業や医療法人等
<中小規模法人部門>・・・中小規模の企業や医療法人等
「健康経営優良法人」認定制度のスケジュール
例年、<大規模法人部門>では、夏頃に健康経営度調査、夏~秋にかけて申請、翌年3月頃に認定、<中小規模法人部門>では、夏~秋にかけて申請、翌年3月頃に認定が決まるようです。
参考:健康経営優良法人2021認定スケジュール
「健康経営優良法人」の申請フロー ※2020年度現在
<大規模法人部門>
<中小規模法人部門>
「健康経営優良法人」取得をめざす企業様へ
「健康経営」は、企業の社会的責任のみならず、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資の投資判断への組み入れや、企業の統合レポートへの掲載など、今後ますます重要な位置づけとなることが予測されます。「健康経営優良法人」の認定制度はその先駆けといってもよいでしょう。
「健康経営優良法人」を取得するためには、単に認定をめざすのではなく、真の「健康経営」に向けた取り組みを充実させることが大切です。弊社では、「健康経営優良法人」の取得をめざす企業様の「健康経営」にかかわる様々な取り組みをサポートいたします。
参考(2020年10月 閲覧)
経済産業省 健康経営優良法人認定制度とはhttps://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenkoukeiei_yuryouhouzin.html
NPO法人健康経営研究会
http://kenkokeiei.jp/
当社保健師による健康経営優良法人ガイダンスを希望される方は
メール(info@sangyoueisei.co.jp)もしくはお電話(0120-95-1824)でお問い合わせください。
担当 小林保健師 小澤保健師