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健康コラム
vol.78 冬場の頭痛について

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vol.78 冬場の頭痛について

厳しい寒さが続く冬の季節、気温が下がると頭痛がおこる経験はありますか?
秋から冬にかけての季節の変わり目や温度変化によって、自律神経が乱れて頭痛がおきます。頭痛には片頭痛や筋緊張性頭痛など種類があり、その対策も異なるため、注意が必要です。今回は、冬場の頭痛の原因や予防策について掘り下げていきます。


頭痛の原因

冬場の頭痛は季節の変わり目や年末年始など、環境の変化や多忙な生活が主な原因ですが、他にもいくつか原因が考えられます。
1.気温・室温
  気温が低いことで血管を収縮させ、血流が減少すると頭痛が引き起こされることがあります。
2.ストレス
  冬は季節の変化や年末年始の忙しさがストレスを増加させ、頭痛の原因になることがあります。
3.睡眠不足
  短い日照時間や季節性情動障害(SAD)などが原因で
  睡眠の質が低下し、頭痛が発生することがあります。
  季節性情動障害(SAD):季節とともに出たり消えたりするうつ病の一種で、
              通常は秋の終わりまたは冬の初めに発症し、春と夏の間に消失する。
4.食生活の変化
  冬には体がエネルギーを多く消費するため、栄養バランスが崩れると頭痛が発生することがあります。
5.暖房による乾燥
  外気だけでなく、エアコンなどの暖房で室内の空気が乾燥していることもあります。


<頭痛の対策>

まずは、寒冷刺激や寒暖差を避けるために、室温を20℃程度に保ちましょう。トイレや浴室にも小型暖房器具を設置するなどして、リビングとの温度差をなくします。加湿器などを使用するなどして、室内の温度を保つことも重要です。
食生活では、根菜類など体が温まる食べ物や飲み物を摂る、ビタミンやミネラルを豊富に含む食品を積極的に摂るなど、バランスのとれた食事を意識して、体を冷やさないように気を付けます。
また、十分な睡眠をとるために、カフェインやアルコールの摂取量に注意するとストレスの軽減に役立ちます。そして、ストレッチや散歩などの適度な運動で血流を促して、頭痛を和らげることもできます。


冬場の頭痛は多くの人々が経験する悩みですが、その原因を理解し、適切な対策を講じることで、快適な冬を過ごす手助けとなります。乾燥や寒さ、ストレスなどが引き金となる頭痛に対して、加湿や温かい飲み物、軽い運動、そしてリラックスした時間を持つことが有効です。自身の体調に注意を払い、適切なケアを行いましょう。
頭痛が続く場合は、必ず医師に相談してください。冬を乗り越えて、健康で充実した毎日を送りましょう!

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(執筆:保健師 樫山)

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