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健康コラム
Vol.54 産業保健師ってどんな人?産業医との違いは?

保健師コラム

Vol.54 産業保健師ってどんな人?産業医との違いは?

企業にのしかかる課題は年々多様化・深刻化しています。
また、働き方改革に伴う整備、ストレスチェック、心の健康づくり計画の策定、
近年ではコロナ対策等、担当者の負担は大きくなる一方ではないでしょうか。
健康経営や産業保健関連助成金制度への関心の高まりもあり、
産業医や産業保健師といった専門家の導入を検討されるケースも増えてきました。
では、それぞれどういった役割があり、活用することでどんなメリットがあるのでしょう?


1.そもそも保健師とは?

保健師は「保健師助産師看護師法」という法律で厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて、保健指導に従事することを業とする者と定められています。
保健師になるには、看護師免許も保有していることが条件です。
看護師としての基礎的な解剖生理や疾患の知識を有しながら、法律にも明記されている「保健指導」を行うことで予防と健康の保持・増進を行うことが大切な職務と言えるでしょう。
看護師が主に病気の人を対象とするのに対し、保健師は健康な人も対象になります。また、時には会社や地域といった集団へのアプローチにより、全体的な健康状態の底上げを行図るなどの幅広さがあります。

保健師が働く場所は、主に以下の4か所に分けられます。
・行政:市区町村(保健所・保健センター)などの公的機関
・産業:一般企業(保健室や健康管理室など)
・学校:学校・大学の研究機関
・病院:病院やクリニック、検診センターなど

このうち産業現場で働く産業保健師は、一般企業において働く人の健康管理やメンタルヘルスのサポートをすることが主な業務になります。


2.産業医と保健師の違いって?

では、同じ産業保健の専門家である産業医とはどんな違いがあるのでしょう?

表からもわかるように、産業保健師を配置しなくてはならない決まりはありません。ただし、産業医に比べコストが安いことや、距離が近く相談しやすいといった強みがあります。
病院にかかった際、医師よりも看護師の方が話しかけやすいと感じた経験はありませんか?
時には産業保健師が企業と産業医の橋渡しの役を担うこともあります。


3.産業保健師は企業担当者の困りごと、従業員個人の悩みを一緒に考えていきます。

産業衛生サポートでは、衛生計画の策定や安全で仕事のしやすい職場環境づくり、病気から復職する際の支援、メンタルヘルスに関する相談、活用できる行政サービスのご紹介など、ニーズに合わせた産業保健師サービスがございます。

ご相談の際は、是非お気軽にお問い合わせください。

文:保健師 安田


参考(2022年4月閲覧)

・産業保健師がいること 神奈川県産業保健総合支援センター(https://www.kanagawas.johas.go.jp/files/libs/2079/202105271627118114.pdf)
・産業保健とは 労働者健康安全機構(https://www.johas.go.jp/sangyouhoken/tabid/649/Default.aspx)

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担当 立川保健師 安田保健師
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