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健康コラム
vol.16 夏の冷えと対策

健康トピックス

vol.16 夏の冷えと対策

体の冷えと言えばかつては冬の話でしたが、近年は夏場にも冷房による冷えに悩む人が増えているように思います。


冷房病の原因

夏場の冷房による関節の痛みなどの症状は、一般的に「冷房病」と言われています。
冷房病の原因としては、体が長時間冷やされることや、急激な温度変化(短時間の間に冷房の効いた室内と暑い室外等を出入りする)によって起こると考えられています。


冷えからくる症状

体が冷えると、血管が収縮して血流障害を起こし、細胞に酸素や栄養を十分に運べないことから、内臓の機能不全が起こります。
血色が悪くなり、手足が冷え、しびれ、むくみ、肩こり、頭痛や、下痢、便秘に悩まされる人もいます。頻尿、生理不順、腰痛、不眠などもその症状です。
特に女性は男性に比べ体温がやや低いことが多く、また、月経周期による低温期があることや筋肉量が男性に比べ少ないことから、冷えやすいと言えます。


冷え症について

冷え症は、手先足先の末端が冷えるタイプの他に、内臓が冷えるタイプもあります。
内臓が冷える原因は、冷房もそうですが冷たいものの摂り過ぎにより体が芯から冷え、内臓も冷え切ってしまうことです。内臓が冷えると免疫力が低下し、風邪などの病気にもかかりやすくなります。内臓が冷えるタイプは、男性にも多くみられます。


冷えを防止

冷えを防止するために、

  • 気温や室温に合わせて衣類を調整する
  • 暑い日でもぬるめの湯船にゆっくりつかる
  • 適度な運動で血液を循環させる
  • 冷たいものの摂りすぎに注意し、体を温める食材も積極的に摂る

などの対策を取り入れるようにしましょう。

9月もまだ暑い日が続きますので、冷え対策をしっかりして夏を乗り切りたいですね。

SESコラム編集部


参考

厚生労働省生活衛生局『「快適で健康的な室内環境に関する研究」の成果』など

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