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健康コラム
Vol.58 ストレスチェックを効果的に実施するポイントは?!

保健師コラム

Vol.58 ストレスチェックを効果的に実施するポイントは?!

働く人のメンタルヘルス不調を予防するため、「ストレスチェック」及びその結果に基づく医師による面接指導等を内容とする「ストレスチェック制度」が2015年12月から始まりました。皆さんも一度は受けられたことがあるのではないでしょうか。開始から5年以上が経ち、職場環境改善や働く人のメンタルヘルスに対する意識の向上に効果が認められるところもある一方、様々な課題に直面しているところも多いのではないでしょうか。
ストレスチェックを効果的に実施するためのポイントを今一度押さえておきましょう。


①「4つのケア」でストレスチェックを活用する

「4つのケア」の中でストレスチェックが活用できる部分を以下に示してみました。


②ストレスチェック制度における「PDCA」を意識する

仕事ではよく聞くことがある「PDCA」ですがストレスチェックでもその サイクルに沿って、組織的に取り組むことが必要です。特に、集団分析とその結果を活用し職場環境改善を行うことはとても重要になります。
下表の「実施前」が「PLAN」、「ストレスチェック」「面接指導」が「DO」、「全体の評価」が「CHECK」「ACTION」に当たります。
※下表「ストレスチェックと面接指導の実施に係る流れ」は厚生労働省「改正労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度について」より抜粋

集団分析では部署や年齢別にストレス状況を見るだけではなく、過去のデータと比較して状況がどう変わったかなども確かめてみてはいかがでしょうか。また、職場環境をより良いものにしていくには事業者側の理解が必要ではありますが、現場で働いている従業員個々人の意見も取り入れられるような環境づくりもしていく必要があるかもしれません。ストレスチェックの結果から「どうすればより職場環境が良くなるか」に焦点を置いて課題解決に取り組んでいけたらいいですね。


参考(2022年8月)

・令和4年3月 厚生労働省 ストレスチェック制度の効果的な実施と活用に向けて

・厚生労働省「改正労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度について」

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