健康コラム
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vol.91 ドライマウスについて知っていますか?
ドライマウス(口腔乾燥症)――実は誰にでも起こりうる身近な不調です。
近年、働く世代の間で「口の乾き」「飲み込みにくさ」「口臭」など、ドライマウスの相談が増えています。一見すると小さな不調にみえますが、実は集中力の低下・睡眠の質の悪化・コミュニケーションのしづらさなど、仕事のパフォーマンスに直結する問題を引き起こします。
健康経営を進める企業にとって、ドライマウスへの理解と対策は、従業員の働きやすさを支える重要なテーマのひとつです。
■ドライマウスが業務に与える影響
唾液が減少すると、口腔内だけでなく、仕事の質にも影響が及ぶ可能性があります。
まず、口の乾燥が気になり、作業への集中が途切れやすくなることで、集中力の低下につながります。
また、話しにくさや声のかすれが生じると、会議や電話対応などのコミュニケーションに負担がかかり、業務効率にも影響します。さらに、夜間に口の乾きで目が覚めることが増えると、睡眠の質が低下し、翌日のパフォーマンスに影響が出やすくなります。口臭が気になる場合には、人とのやりとりにストレスを感じ、対人場面での自信低下にもつながりかねません。加えて、飲み込みにくさから食事量が減ると、十分な栄養が摂れず、疲労感が増すこともあります。
■なぜ起こる?ドライマウスの主な原因
ドライマウスは、ひとつの原因だけでなく、複数の要因が重なって起こることが多いです。
特に春~初夏は職場の人事異動や環境変化、気温の変化で自律神経が乱れやすく、症状が強く出ることも。

■受診の目安
次のような場合は、歯科・耳鼻咽喉科での相談がおすすめです。
● 乾燥が3か月以上続く
● 舌の痛み、口臭、飲み込みにくさが強い
● 水を飲んでも改善しない
● 他の病気が疑われる(糖尿病、自己免疫疾患など)
■今日からできるセルフケア
日常生活の工夫で、症状が軽くなる場合も多いです。

■企業としての対策
企業としては、従業員の口腔環境を整えるための取り組みも効果的です。
まず、定期的な歯科検診の実施や費用補助を行うことで、虫歯や歯周病の早期発見につながり、ドライマウスの悪化を防ぐことができます。また、口腔保湿剤やマウススプレーなど、乾燥対策に役立つケア用品を紹介することで、従業員が日常的にセルフケアを取り入れやすくなります。
さらに、社内の健康情報として「唾液腺マッサージ」や「鼻呼吸の習慣化」など、唾液分泌を促す簡単なセルフケアを周知することも有効です。
こうした取り組みは、従業員の体調不良の予防だけでなく、仕事のパフォーマンス維持にもつながるでしょう。
■まとめ
ドライマウスは、働く人のパフォーマンスや生活の質に影響する“見えにくい不調”です。
しかし、職場環境の工夫や管理職の理解が進むことで、多くの従業員が安心して働き続けることができます。
「従業員の健康を守ることは、企業の生産性と持続的な成長につながる」その視点から、ドライマウスへの取り組みも健康経営の大切な一歩となります。
当社では、企業の健康管理をサポートするサービス展開をしています



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TEL:0120-95-1824
(執筆:保健師)
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